【case#5】人生に意味がない
男性からの相談で、人を信頼できずに仕事が長続きせず、生きている意味もないが死ぬこともできないと相談がありました。
お話をしてみるととても真面目で繊細な方で、お仕事に対する責任感も強いことがわかりました。
大きな声が苦手で、自分ではない誰かが怒られているだけでもその場にいるのが辛くなってしまうそうです。
「共感性羞恥」という言葉が話題になっていたことを思い出し、わかりやすい記事を見つけましたので共有します。
彼が共感性羞恥かどうか判断することはできませんが、このような豊かな感受性を持っている人は決して珍しくありません。
一人暮らし中で不安はあるものの、しばらくは暮らせるだけの蓄えがあるとのことなので、経済的に許す限りは好きなように時間を使ってみるのもいいのではないでしょうか。
現状彼に診断されうる病気はなく、家族との関係もあるため生活保護は受けられないそうです。
となれば、生きていくにはいずれ働かなくてはいけません。
とても賢い方なので、すでにやるべきことはわかっているようでした。
同じように悩みを抱える方達とのグループカウンセリングのようなものへの参加が背中を押してくれるかもしれません。
心理学の観点から、自分を責めがちな考え方を変えられるような学びをする場所。
安心して気持ちを話せる場所や人がいることが絶対に必要なので、駆け込み寺も1つの選択肢になれたらと思います。
仙台駆け込み寺では、下記の日程で予約不要の面談相談を受け付けています。
毎月第2、第4月曜(祝日以外)
10時から20時
仙台市民活動サポントセンター 7階
相談予約:070-4060-9862
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